こんにちはシュラです。
今回は私が大学1年時にTOEIC初受験で700点を取得したときに意識した3つのポイントと使用した参考書を紹介します。
継続が苦手な学生の皆さん、またはこれからTOEICの受験を考えている方もよかったら参考にしてください。
700点のレベルは?
700点というハードルを皆さんはどう感じますか?
「高い!」という印象を持つ方が多いのではないでしょうか?
確かにTOEICの全体受験者の平均が580、大学生の平均に至っては450なので平均よりはかなり上の点数です。割合でいうと全受験者の上位30%にあたります。そう、データ上ではまぎれもなく「高い」んです。
しかしだからといってあきらめるのは本当にもったいない!
なぜなら700は比較的簡単に届くレベルだからです!第三者から「レベルが高い」と判断してもらえるのに実は簡単に取れるんですよ?こんなお得なことはないと思いませんか?
こう言えるのは、私自身も英語が苦手だったからです。
以下は当時の私の英語に関するスペックです。
- 高校の英語の成績は平均より少し下くらい。
- 英会話経験は一切なし。話せないし、聞き取ることも苦手。
- 留学経験はおろか、日本を出たこともない。
親近感を感じましたか?少なくとも当時の私の英語力より今ブログを見てくださっている皆さんのほうが高いのではないでしょうか。
しかし事実こんな私でも初受験で700が取れたんです。理にかなった学習をすれば確実に得点に反映されるはずです。
私がTOEICを受けた理由
勉強方法を紹介する前に簡単に私がTOEICを受験した理由をお話しします。
ズバリ、就活でのアピールのためです。なにせ大学1年時は自由に使える時間がたくさんあったので、その時間を利用して何か資格を取りたいと思ったのがきっかけでした。(TOEICは厳密には資格なのかわかりませんが)
それまでいろいろな友達からTOEICの受験を勧められたこともそうですし、ネットで「大学生 資格 おすすめ」などと検索すると、大体どのサイトでもTOEICが筆頭に来ます。受験して就活の強みとして生かせれば儲けものだし、仮にいい点が取れなくても英語学習はしておいて損はないなと考え、勢いで申し込みました。
以下の記事に学生がTOEICを受験するメリットをかいたので、よかったら見てください!
大学生の平均スコアが低い理由
大学生の平均スコアは450とのことです。
私が思うにここまでスコアが低い理由は、勉強せずに受験している人があまりに多すぎるからです。
TOEICはビジネス英語です。高校までの英語とはまるで趣向が異なります。なんの対策もなしに受験すれば混乱して点数が伸びないのは当然といえます。
また、継続して勉強できず途中で挫折してしまうためかもしれません。ネットを見ると「~か月かけて勉強」などよく見ますが、正直きつくないですか?
大学生は自由な時間が多い分、遊びたいし、休みたいし、趣味に時間を使いたくなるでしょう。少なくとも英語が苦手な人が何か月も自制して毎日勉強するのは少しきつく感じるかもしれません。
私の友人にも試験二か月前から勉強を始めたものの途中で続けられなくなり、結局最後の一か月は何も勉強できずに試験で散々な結果だった人がいました。
なので、学生のまとまった時間をたくさんとれるというメリットを最大限活用しましょう。短期集中です。
だらだらとした勉強は結局継続できずにいい結果が得られません。毎回それを繰り返していると、試験代(約6000円)も時間ももったいないですよね。ここは一念発起して最低でもこの3週間は本気で勉強に取り組みましょう。
短期間で高スコアをとる方法
継続して学習することが難しいという話をしましたが、3週間ならどうでしょう?できそうな気がしませんか?
私は試験を申し込んだ時点で試験日まで2か月あったのですが、怠けてしまい、初めての受験にも関わらず試験3週間前になるまで何も勉強できませんでした。(本当に意思が弱い…)
そこで、残りの3週間でどう勉強すれば高得点が狙えるのか、じっくり考えました。重要なポイントは以下の3つです。
- TOEICがどういう試験か知る←初受験者は特に
- TOEIC用の単語力をつける
- TOEICに慣れる
一つずつ私が使用した参考書と合わせて解説していきます。
TOEICがどういう試験か知る
ファーストステップです。TOEICがどういった試験かも知らずに受験するのはいくら何でも無謀です。まずはTOEICを知ることから始めましょう。
何問で構成されているのか、スコアはどのように決まるのか、どれくらいの時間配分で解いていく必要があるのか、どんなテクニックがあるのか、この辺りを最初にざっくりと把握しておきましょう。
参考書1冊で十分です。「TOEIC攻略系」の参考書を読みましょう。
TOEICを知ることが大きな目的なので参考書の種類はあまり気にする必要はありません。この時点ではスコアはあまり意識せず、黙々と読み込んでいってください。
TOEIC攻略系の本を読むことで、様々なテクニックを学ぶことができます。TOEICは大きく7パターンの大問で構成されており、それぞれ小手先の解き方テクニックが存在します。
例えば、リスニングなら問題を読んでいる最中に選択肢を読む、長文問題なら本文を読む前に質問文を一通り把握するなど。
ただし、何が正しい解き方とかはありません。自分の解きやすい方法を確立しましょう。参考書おすすめの解き方をそのまま使うもよし、自分なりにアレンジするもよしです。これにより試験本番で「何から手を付けたらいいんだ」となるのを防ぐことができます。
TOEIC用の単語を覚える
2つ目は単語を覚える作業です。TOEICにでやすい単語の意味を覚えないと、英文が頭に入ってきません。
リスニングやリーディングではなんとなく言いたいことがつかめればいいので、完璧に覚える必要はありませんが、最低限の単語力はつけましょう。
高校までの勉強で単語力に自信がある人もTOEIC用の単語帳があるので必ずやりましょう。なぜならTOEICの問題で出てくる単語はこれまでの受験英語で出てきた英単語と同じでも意味が異なることが多いからです。
どういうことかというと、例えば、benefitという単語。受験英語では「利益、恩恵」といった意味で出てくることが多かったはずです。しかしTOEICでは「福利厚生」という意味でも扱われます。言われれば関係性のある意味同士ですが、知らなければbenefitを福利厚生と訳すことはできませんよね。
単語帳に関しては、私が一押ししたい参考書があります。それが「金のフレーズ」です。
TOEIC試験において、この単語帳ででてくる単語の出現率は非常に高いです。私も本番中遭遇率が高すぎて、「あの単語帳スゲー!」と内心何度も思っていました。
全部で1000単語がのっているのでぜひ、一通り覚えてください…といいたいところですが、勉強機関が3週間と短いだけにさすがに厳しいことはわかっています。なので
「最初の400語」で大丈夫です。
実はこの単語帳は600点レベル、730レベル、860点レベル、990点レベルと目標スコアごとに覚えるべき単語が分けられています。
最初の400語というのは600点レベルのことです。700点を目指すのにそれでいいの、と思うかもしれませんが、十分です。
TOEICは時間との戦いです。仮にすべての単語を覚えたところで一語一語訳していたらいくら時間があっても足りません。400語でもしっかり記憶していれば、大まかな意味はとらえられるので問題ありません。(体験済み)
400語でも厳しいよ!という方もいるかもしれませんが、単語帳の序盤は高校までに何度も目にしてきたような単語ばかりです。なので、知っている単語は飛ばし、TOEIC用の単語を重点的に覚えれば大丈夫です。
3週間でも十分に覚えきることができます。前項で紹介した参考書での勉強と並行して、進めていきましょう。
TOEICに慣れる
最終ステップです。これをやる、やらないでスコアに大きな差がでます。
それが模試でTOEICに慣れるという作業です。試験本番前に本番と全く同じ出題形式の模試を本番と同じ試験時間で解くことができるんです。これはやらない手はないですよね。
よく「初受験はお試し程度で」、「2回目の受験から本腰を入れるべき」みたいなアドバイスをする人がいますが、そんな必要はありません。初受験でも模試を解いておけば、本番で全くの初見ということにはならないからです。
私が使ったテキストはTOEIC公式問題集です。少し値は貼りますがTOEIC公式だけあって問題の質が高く、それ相応の効果が得られます。私は3を購入しましたが、今は6が最新版のようですね。
試験日3日前くらいの仕上げ段階に解くことで、TOEICに慣れることができます。2回分の模試が入っているので、1周は確実に解いておきましょう。できれば2週するのが理想ですが、1回ずつでも十分です。これで試験当日は実質3回目の受験です。
また、模試は解いた後が重要です。答え合わせと間違えた理由をしっかりと分析しましょう。リスニングで聞き取れなかったところは何度も聞く、リーディングは英文と日本語訳を見比べるだけでもいい勉強になりますよ。
最後に
今回紹介した方法を実践できれば、TOEICで高いスコアをとることができるかと思います。ただし一つ注意してほしいのが、
TOEICで高い点数をとったからといって必ずしも英語が得意、あるいは話せるとはならないということです。
ましてや今回は短期間での学習方法なので、英語力の本質を「聞けること」、「話せること」に置き、その能力をTOEICで身につけたいと考えている人にとっては不向きな方法です。
ただ、基本的に学生であれば「就活のアピール材料に使いたい!」、「単位を取りたい!」など点数さえ取れればいいという人が大半だと思います。
600や700を取得することができれば、きっとこの先選択肢が広がるし、考え方も変わります。
ぜひ頑張って挑戦してみてください!
まとめ
- TOEICで高いスコアをとると大きい恩恵を得られる!
- 初受験でも3週間で700点レベルを狙える!
- 「TOEICを知る」「TOEIC用の単語力をつける」「TOEICに慣れる」ことが重要
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