こんにちは、シュラです。
今回は就活に向けて慌てて資格取得を考えている大学生に向けて、とりやすい資格は就活で有利になるのか、という観点でお話ししていきたいと思います。
目次
はじめに
「資格を持っておくと就活が有利に進む!」そんな周りの言葉を受けて、「何か取らないと…」と焦っている人はいませんか。
私もその口で、資格によってスキルを得たいという思いより、ただESに書きたいという気持ちが強く、比較的簡単に取れそうな資格をとりました。
そんな考えの浅いまま資格を取得した私が就活を終えてみて、結局役立ったのか、紹介します。
とったほうがよいか、あるいは取らなくても大丈夫そうか判断材料の一つとしていただければ幸いです。
簡単な資格でも就活は有利になりえる
結論を言うと、取りやすい資格でも就活は有利になりえます。「なります!」と断言はできません。それは、資格取得後に生かすもころすも自分次第だからです。
持っているだけで絶対的な評価を得られるすごい資格であれば、相手からの評価は何も言わなくても勝手に上がるでしょう。
しかし、取りやすい資格の場合、並べただけでは残念ながら「へえー、この資格もってるんだ」で終わりです。
では、相手にプラスの印象を与えるためにはどのような工夫をしたらいいのか、誰でも取れる or 頑張れば取れるという資格をもって就活を優位に進めるうえでの利用方法について述べていきます。
取りやすい資格は話のネタ作りに非常に有効
私は、就活における取りやすい資格の最大の利用価値はここにあると思っています。
ESや面接で聞かれる確率の非常に高い質問として「学生時代に頑張ったこと」通称ガクチカや、「自分の自覚する強み」などがありますが、簡単な資格でも何か一つあるだけで、話の広げ方の幅が全く違ってきます。
話のネタ作りというのは、資格そのもののスキルを直接的にアピールするわけではなく、会話や文章に組み込んで利用するということです。
この用途で私は面接やES作成時にだいぶ役立ちました。面接では提出したESをもとに深堀されることが多いので、資格の欄に何かしら書いておけば、食いついてくれる確率が高いです。
ここで、私が取得していた資格を紹介します。
- TOEIC スコア700
- MOS Excel
- 漢検、数検、英検の2級
認知度の高い試験ではありますが、どれも勉強すれば誰でも取れる資格です。なので「こんな資格持ってます!」で終わればそれまでです。
資格を取ろうとしたきっかけ、そのための努力、取得後のモチベーションの変化などなど紐づけていくと、なにもアピールすることのないように思えた学生でも相手の目を惹く立派なエピソードが完成します。
例えば私はTOEIC試験を題材にしながら、次のようなガクチカエピソードを作りました。(うそをいったわけではないですよ)。
TOEICでまずまずのスコアが取れた
↓
海外旅行で英語が話せないことに気づく
↓
スピーキング力の重要性を痛感
↓
英語を話す機会を得たい
↓
大学の英語教員(ネイティブ)の下で学内バイト
↓
バイトでの教員とのやり取りを英語で行った
↓
以前より英語が話せるようになった
大学でのことやプライベートのことでも、今までの体験を一度洗い出してそれらをうまいことつなげていくイメージです。
それから、面接では立派なことを話すことばかりに意識が行きがちですが、「雑談」の重要性も意識すべきです。これは社交性があることをアピールするためですね。
私はいわゆるHSP気質であるため、話のネタがない状態で臨むのは非常に不安でしたが、本番では取得資格をテーマにしながら話を広げていくことで、「円滑な雑談」をすることができました。
資格はこんな人におすすめ
取りやすい資格の就活における使い道について述べてきましたが、結局のところ資格はなくてもマイナスにとらえられることはありません。
それでもただし、簡単に取れる資格をもっていることで、就活を進めやすくなる人もいるかと思います。なので次のような人は何か資格を取ってみることをお勧めします。
- 学生生活で特にアピールすることがない
- 資格の欄を空白で提出するのは不安
- 緊張しやすく、雑談の場で話題に困る人
どの資格を取ろうか迷ったら…
何か欲しいけど、どうにも決めあぐねている、という人はとりあえずTOEICを受験してみてはいかがでしょうか。
英語力は業種、職種問わず評価してもらいやすいので、TOEICは将来就きたい仕事が漠然としている学生でも損することのない万能な資格です。
また、英語関係の資格は前述した「話のネタ」を作りやすいです。このブログではTOEICに関する記事もいくつか挙げているのでよかったら見てください。
最後に
どんな資格でも必ず就活で役立つとは言えませんが、少なくとも話のネタとして生かせるということは断言できます。
そのためにもやみくもに資格を取ろうとするのではなく、就活での戦略を見据えながら、資格をどのように自己PRに絡めていくのか、まずは考えてみましょう。
うまく活用できれば様々な場面で自分を助けてくれますよ!
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